なにかと煩雑な園での写真販売
普段見れない園での姿を撮影した写真の販売を楽しみにしている保護者もたくさんいますが、その販売はなにかと煩雑です。この煩雑さをどうにかしたいと思っている園の皆さんは多いと思います。
園での写真販売の煩雑さの主な原因を分析して見ましょう。
- 見本写真の展示
- 写真注文の集計
- 集金
- 仕上がり写真の仕分け
- プリント注文と受け取り
主な煩雑さの原因としては上記の5つではないでしょうか。これらの他の販売に伴う作業としては、撮影、注文取り、保護者への注文写真の配布などがありますが、撮影はどう頑張ってもなくすことは出来ませんし、注文取りと配布については保護者が園にお迎えに来るのであれば煩わしいことはなくなります。バス送迎の園であれば写真販売を保護者が園に足を運ぶ行事ごとにしてしまうという手もあります。
発想を切り替えて煩雑さをなくす
煩雑さの5つ原因を解消するために、こういう発想はどうでしょうか。
見本写真の展示
壁に掲示するのをやめ、プリンタで印刷できるサイズの用紙に、各ページ6枚ずつ程度の写真を印刷した冊子を閲覧する形態に変更する。冊子はクラス毎に2冊程度用意しておくと閲覧効率は上がります。
集金
お釣りが出ないようにという条件をつける必要があるでしょう。
プリント注文と受け取り
保育士の先生が通勤退勤時にDPE店に立ち寄るのもいいですが、今は昔と違ってネットプリントがありますので大いに利用しましょう。
さて、残りの2つ、「写真注文の集計」と「仕上がり写真の仕分け」は、写真集計くん+ for Windows でバッチリ解消することができます。
ネット販売の落とし穴
写真販売を最も手間のかからない形態にするのは間違いなくネット販売です。撮影してアップロード、URLとID・パスワードを保護者にお知らせすれば、あとは集金も写真の送付も全部おまかせです。
ネット販売のアピールにもそう書いているはずです。ただ、「写真販売、本っ当に大変!もう、マジでなんとかしたい!」と思っている園関係者の方々には救世主のお言葉ように響くアピールも、もう少し冷静になって見てみませんか。
大変さと便利さの比較対象にフィルム時代の写真販売の形態が引き合いにされていませんか?
例えば、
- 撮影が終わったら一度写真屋さんでプリントして
- 写真を大判の台紙に貼り付けて壁一面の見本を作成して
- 保護者一人一人から注文を聞いて(用紙と回収箱でいいですよね?)
- 集計用紙に正の字を書いていって
- 焼き増し写真のたくさんの山から仕分け
みたいな感じになってませんか?
あと、とても大切なのは安全性です。ネット販売はとても便利で価値のあるものですが、IDとパスワードで簡単に誰でも見ることができて注文できるという便利さであるということを忘れてはいけません。写真を見たり注文するために、実際に足を運んで園に立ち入ることで園関係者と顔を合わせることになる。そういうことが安全性の担保になっているという側面も冷静に考慮する必要があるのではないでしょうか。
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